ミュージシャンとしての私。

そもそもアイドルでデビューしたが故にミュージシャンとしての評価をなかなか受けない。いくらシンガーソングライターと言えども、楽器を弾くというプロセスが一番にない人は割りと音楽家としては扱われないんじゃないかなぁ~なんて、寂しく思います。
故に、私はアレンジも含めて自分でやり始めて、え~っと1999年くらいからかな?
当時はまだDAWのシステムも今ほど楽な作業ではなく、今の方が楽器感覚なんだけど、その頃はもうエンジニアに近い、数字との戦いだったりしてたのね。
で、もともと小学校1年生くらいからラジオ直したり、一番最初のテレビゲーム接続したり、機械が大好きなタイプだったから、それは苦ではなく、逆に音楽とまた離れた趣味の世界だった気がしてます。
「run to run」という曲はもともと、デイヴィット・ボウイの「EART HL NG」というアルバムの打ち込みと生演奏の融合の失敗作的な部分に魅力を感じて、私もやりたいと思って作った曲なんです。
当時のディレクターからも「ダサいね」と言われましたが、「それがいいんだ!」と押し切った想い出があります。どうせ最後だしみたいな気持ちもあって。
↓「run to run」の元ネタ                                   
Eri 「run to run」

メジャーで5年間やった締めはやっぱり未完成な感じで終わりたくて。

そうすることでその後も私の作る世界に興味がなくならないかなって単純だったんですね。

でも、冒頭で述べたように、アイドル上がりのシンガーソングライター、しかもほぼほぼ表舞台には出ず、だと、どうしても評論家達は、もっとお客さんの前でシャウトしろよ、と言うわけです。

ここまで記すと完全に人生計画失敗みたいな印象ですが、実はそうではなく、今でも燃えられる崇高なモチベーションとなっているのです。更に女という立場でそれやってる人ほとんど居ないから。
居てもピアノ弾き語りだったり、ギター弾き語りだったり、他に入る楽器に関してはそんなにうるさくないイメージ。ユーミンはうるさそうだけど、そう!ユーミンにそういう意味で憧れているのです。
周りには沢山の超がつく一流の奏者がいて、そりゃ刺激受けまくりで音楽人生を謳歌し、売れて裕福だから旅もできる。わたしゃ、そうなりたいのです。私の場合更にマネージメントもやろうとしている自分に恐怖すら覚えています(バカなのかとか)。

話は脱線しましたが、そこまで売れなかった過去があるにも関わらず自分をまだ信じる力を愛してやまないのですよ、私は。その考え方こそが生涯私に与えられた神様からの贈り物なのです。


このブログは是非書きたかったテーマです。

女だからとか、売れてないからとか、そんなことで判断する人には私の音楽は売らないつもりなの。新しい形。売る側も買う人を選ぶ。グッズとして買って握手できるからという条件の下私の曲を手にした人は速攻ブックオフとかamazonとかで手放してしまうと思うし。
1から手作りの物だから、粗末に扱われると人間不信にまで陥るのは昔から変わっていません。

もちろん機材が最新ですから、やれることは沢山あって、でも手直しも簡単だからこそ、込み入っちゃうんです。で、結局最初のテイクが良かったみたいなことになってもがいております。

そうやって暮らしていると毎日あっという間です。
ですから、経験のある一貫したポリシーを持つマネージャーに出会いたいと思っています。
まぁ、それは本当に近々に訪れることだと思っているとして、今私はとにかく良いトラックに素敵なメロディを乗せることだけを考えて・・・
そうはいかないのは分かってるけど、春だしね。

皆さんも、人生最後まで燃え尽きるまで走ろうよ。

本気になれることってあるとないでは雲泥なんだから。

今日は少し真面目な話でした。


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