成し遂げる時間。

30周年を迎えましたが、反応が様々で興味深く観察しています。先日ラジオゲストでお会いした、杉真理さんにはとてもめでたいと手を叩いて祝福をいただきました。でも、Nobori Eriになってからはまだ3年。そこを底辺に私に意見をする方は「先ずはライブハウスで集客を上げて・・・・・・・」と反応する方もいます。もうCDで成功なんて絶対ありえないと目で語る人もいれば、アイディアを出すたびにそれのリスクをネガティヴに捕らえる人もたくさんいます。後者のネガティヴな意見が圧倒的です。でも、吉田豪さんは違ったし、今背中をぐいぐい押してくれているKeiZiroくんもキャリア前提に話をしてくれます。私自身が、自信を持たなければ、理想の夢にベクトルが向かわないことに気づきました。それなりに宣伝してもらってたのに30年も売れなかったんだから、これからだってと思う方もいるでしょう。それについては、私は日本で30%くらいの人がいっぺんに注目するようなメディアに出たことがありません。要するにそれなりの宣伝はされたことが無いに等しいと思っています。以前から話しているように売れるために音楽をやっている訳ではなから、今に至る時間の経過は当然の30年間だと、人間の成長も含めて、勉強期間も含めてそう思います。センセーショナルな音楽はやっていません。私は誰の心にもあると信じて止まない優しさ、希望を捨てない強さを自分の音楽で誰かの心を揺さぶりたいのです。やる気スイッチを押したいのです。

巷で言われている通り、商売としての音楽は死んだと思っています。
今回「Happy Ending Srory」を3000円プラス税で販売しています。作りは紙ジャケとCDのみです。
通常輸入版はこの形態で1500円で手に入るでしょう。でもメジャーレーベルではないので、権限のある私は、このアルバムの内容はCDとして、または曲ごとに3000円の価値があると判断したのです。絵画のオークションでゴッホの絵が数億円で落札されています。言いたいことが伝わるのか分からないけれど、このアルバムの価値は私自身が決めたいと思いました。ゴッホという既にお亡くなりの超有名な画家の絵がいくらしようが私には興味がありません。もっと分かりやすく言うと、ダイソンの掃除機。賛否両論でしたが、あれは猫や犬を飼っている家用に開発さえたと聞いています。CMでダイソンは誇らしげに自信たっぷりに宣伝してきます。それこそが物作りの会社がやるべき姿だと思います。同社比較とかして型落ちの製品を切り捨てる。そんな会社は信じられない。そうやってどんどん粗大ごみになるであろう商品を買わせ、その頃にはもう次の商品開発を始めている。
そんな土壌にCD業界は一時居たと断言します。

私も一応常識はあるので、どんなに自信があってもCDを1枚1万円で売ろうとはしません。でもダイソンのように独自の新しい道を見つけたらそれはその時考えたいと思います。

本当に早く気づかないと、北極の白くまさんがイルカをどんどん食べますよ。昨日のニュースで初観測されたと載っていました。

一見支離滅裂な今日のブログは、もう間違えたくないという思いからの自分を律するために書きました。

話は変わりますが、けいちゃんのお陰でなんだか、加藤和彦さんとの時代の周りの方たちとの接点に戻っていっている気がします。
根がROCKなので、ライブもやっているうちにポップスもロックになってしまうような荒くれ者ですが、今後も30年の歴史を踏まえて前へ進んでいこうと思います。
そして、歴史ある日本が品のある芸術国になることを夢見て、頑張ります。

下品ではないけど、口が悪い Nobori Eri

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