いよいよ始まる予感。

てな訳で、私はいつも通り眠れず、こんな丑三つ時にブログを更新いたします。
最近の私の頭の中は常に制作の終わったCDの販売促進のことばかりです。昔から脳を休めるためにオセロをやっています。それ以外は英語の勉強、猫の心配、自分の体調、今凄く好きな興味のある人がいるのだけど、その人何してるかな?とか。でも大抵素晴らしい音楽をいかに届けやすく、わかりやすくコーディネートすることに神経を削っています。だってシーズンですから。

思うに、敏腕マネージャーを探す旅に出て、今の業界が昔、そうねぇ、90年代とはまるで違う構造、考えかたになっていることにビックリします。
90年代に入るまでは芸能人とミュージシャンの配置がはっきりと違っていて、作詞作曲家が作る歌を個性の強い、または魅力的な歌手が歌い、それをテレビで見た若者、カラオケ好きな人をとりこにしていったように思います。90年代は音楽の終焉と私勝手に呼んでいるんだけど、ROCKがある種の到達点にたどり着いてしまったというイメージです。レディオヘッドの歴史を辿るとよくわかることがあって一人のアーティストが何かを突き詰めるときに、期待されていること以外をやりたくなるという当たり前の成長が起きる。ファンは全員アーティスト同様年齢を重ねますから同じように色んな挑戦を始めるでしょう。それぞれの仕事で互いに敏感になれなくなる。それが恐らく30代なんだと思います。
40代過ぎると、脂ののって来るアーティストもファンもいれば、家族といればそれが一番という枝分かれが起きると思うのね。もちろんその判断はそれぞれが選ぶべきものだけど、それによって10年前は好きだったけど、今のちょっとというファンが超増えます。それを防ぐには、アーティストの成長をやめることです。それに気がついた時、ショックでした。成長はポジティヴな言葉だと思っていたから。でも生活の為、安定を求めるなら一度着いたお客様の思い通りの曲を作るのが職人として当然なのかもしれない。
でもこれはあくまで商い上の話。音楽制作者は保身に入ったら終わりだと思っている。どんなに何万人導入してライブをやって、何人も涙して、よし、あしたから頑張ろうとか思ったとしても、私から見ると終わっている。最近は少なくなりましたが、よく人のライブを観に行きます。安定感のあるアーティストのライブは観ていて楽しいです。でも、なにも揺さぶられないのです。心が。

1昨年前、ベンフォールズファイヴのライブを観て確信しました。一度音楽の道で生きると決めたら常に戦わなければいけないと。それは音源にも出ますし、ライブには特に反映されます。
それが面白いし、歳を重ねる意味だとさえ思っています。

若いうちにヒット曲を持ち、その数曲でご飯を食べていくことを否定はしません。でも一番は成長である新作制作であり、新しいその時のそのアーティストの姿こそに説得力があると思うのね。ライブ観て心が揺さぶられちゃう。それが芸術でしょ?それ以外はやっぱり商売気と呼ばざるを得ない。
商売は必要です。でもその過程が芸術でなければ芸術商売にはならないと、毎日言い聞かせながら、今夜もHPの構築ショップの設定、キャンペーンの打ち合わせ。次に目指す場所を考え続けます

テレビは全く見ないので、出演している人は赤の他人に感じるけれど、CDを聴いてる人は親友のような気持ちになるタイプです。でもね。テレビ出たい。そういえる自信がついてきました。
ユーミンとは比べ物にならないしろものかもしれません。でも、ユーミンの後を一生懸命追いかけて一瞬並ぶくらいにはなりたい。ユーミンの後継者になるのが今の夢です。ユーミンには「なによ」と言われて終わるかもしれませんが、これは私の問題なので、あしからず。

そんな訳で、動き始めています。
同じように色んな挑戦を始めるでしょう。
「Happy Ending Story」は私の宝物になりました。過去のどの作品よりも今大切に皆様の耳元へお届けします。

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