運命に抗う覚悟

2016年、新春あけましておめでとうございます。
ご挨拶が遅れましたのは、たちの悪い風邪をいただいてしまいまして、部屋のこと、自分のこと、息子、猫のことで精一杯。映画を観るのもしんどいという、面倒な風邪だと思います。
4日になり、若干良くなってきた兆しがこのブログの画面に向かわせています。
12月からずっと考えていたことがあります。
これから先に、光はあるのだろうかということであります。
私の音楽への姿勢を見て、感じて、応援してくれるという人たちが沢山増えてとても嬉しいんです。
それは今抱えている不安とは、全然違うところで猛烈に嬉しいこととして脳の一部に格納されています。それが唯一の救いにもなっています。

でも、よく考えてみて。
良い作品を作って、これからも作り続けたいと願うことイコール、それを支える生活が大変重要だということを無視するわけにもいかず、今は完全に先が見えない状況です。
ライブがやりたくても、何をするにも、頼るところがなければ、実現することはないでしょう。
だから焦って、けいちゃんに相談したり、純子先生に慰めて頂いたり、そういった面も恵まれています。
以前のブログにも記しましたが、甘えるのが苦手だけど、甘えないと前に進めないところに今立っています。

と、本音を吐いた後で、今の気持ちを言います。そのネガティヴな考えの上で音楽を続けていこうと思う。そういう苦しい気持ち、誰かに迷惑かけてるんじゃないかって気持ちも含めてやっていく。
甘えるというより、もうお願いしまくってます。若いうちに成功を掴む道を選ばず、家族を作り、音楽の勉強をし、子育ては思った以上に大変で(今思うと)やっと彼が自立した時、私は浮かれすぎて、我慢してしなかったこともして、沢山遊んだり、バンドやったり、好きな人たちと話をしたり、出かけたりしたんです。そしたら、自分の脳の許容範囲を超えて、うつ病になったと病院の先生、皮膚科の先生に宣告されました。帯状疱疹は辛かった。いろんなところにできものも出来て、麻酔無しで切りました。あっ、そんなこと最近もあったね。
なんて無常なんだろうと思いました。母を失い、相談する相手もいません。
気づけば息子も自分のことしか考えない現代っ子。もう目の前真っ暗。癒されることなんてまるでなかった。そんな私の心境が影響したのか、猫も病気になり、自分の部屋で大声で泣いたこと、何回もあります。でもそれでいいんですよ、たぶん。それ以前の私は元気いっぱいの爆笑大好きな自分だったことをまだ覚えているから。このまま沈んでいくことが大河の流れだとしたら、私はそれに抗って生きて行こうと思いました。
そのせいで、最近またうつの症状は時々出ます。でも、それも自分の一部。死ぬわけではない。生きているうち、歩けるうち、笑えるうち、唄えるうち、曲作れるうちはやれることなんでもやらないと、生きてる意味がない。そうでしょ?

「Happy Ending Story」は今ぎりぎりの私の心を強くしてくれています。でもいつまでも立ち止まるわけにもいきませんので、そろそろ新しい音を探しています。
その上で求められる場所があるのなら、飛び込んで行こうと思っています。
みんなきっと同じなんだよね。シチュエーションが違うだけで、同じ壁にぶつかるんだと思います。
そう考えると少し楽です。一人ぼっちではないと思えるからです。
実際一人ぼっちじゃないし。

私、生きうる限り、抗い頑張ります。この面倒なうつちゃんを引き連れて、敵をバッサバッサ叩き切っていきます。
これが、ちょっと乱暴な2016年の抱負です。
どうぞ、本年も引き続き応援宜しくお願いいたします。

Nobori Eri
2016/01/04

コメント

人気の投稿